ライフプラン

ライフプランは、資産設計を行う際の重要な要素であることは間違いがありません。ただ人生が100年時代になり、終身雇用制度が崩れ、年金支給開始時期が先送りされる時代になると、これまで当たり前のように考えられていた「60歳からの老後に備える」という考え方が一般的ではなくなってきます。逆にFIREを実践する方にとってリタイア後は相当に長い期間になります。

想定が変化していく時代には、いくらあれば安心と考えることは難しくなるので、終了することなく、常に資産運用を行い、所得を補っていくことが基本的な考え方になるでしょう。

また、資産運用を考えるきっかけとして、老後の年金が不十分だから何かしなければ、ということからスタートする方も多いとは思いますが、60歳で2000万円作るというように、時期と金額の両方を同時に満たす考え方よりも、いくらまで資産ができたら、次はいくらまで、というように考える方が計画しやすいように思います。

値段が変動し、利回りの計算が難しい株式などに投資する場合、期限を設定してしまうと達成できない場合のリスクが高いものです。金額の目標だけを設定すれば、目標に達成したら運用をやめて使うか、さらに大きな金額の目標を設定したらどうでしょうか。常に資産運用と付き合うと覚悟すれば資産の変動に対する我慢ができるようになると思います

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