投資を行っていくのに、投資対象を確認する必要があるのですが、その投資対象が広く影響を受ける経済要因は理解しておく必要があります。例えば金利。金利水準は経済活動に大きな影響を与えます。金利が低ければ経済活動が活発になりますし、高ければ活動が停滞しやすくなります。インフレになれば金利が高くなりますし、金利が高い通貨には資金がシフトします。
政策金利は足元の経済実態をもとに決定されますので、ニュースでも取り上げられやすいですし、為替も影響されます。一方でその国の長期的な経済成長は、基本的な国の経済力によって決定されますので、金利の変動によって短期的には左右されるものの、長期的にはあまり影響がありません。
資産運用をすると、どうしても日々のニュースで取り上げられる金利の影響で動く市場動向に振り回されやすくなります。経済の動きは短期的な要素と長期的な要素がありますので、それを見極められればゆったりと構えて長期投資を行うことができるはずです。デイトレーダーやFX投資家は短期の動きで影響を受けることが多く、毎日市場の変動要因を激しく追いかけないといけませんが、長期の投資家は長期的に影響を受ける要因だけをしっかり見極めることが重要です。
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